苫米地英人・著「『騙す脳』を作る」を読む。振り込め詐欺から政治・経済まで世の中騙しだらけ。 | ※個人の感想です。

苫米地英人・著「『騙す脳』を作る」を読む。振り込め詐欺から政治・経済まで世の中騙しだらけ。

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今回ご紹介するのは、苫米地英人氏の
「騙す脳」を作る
という本です。
脳科学の見地から…というのではなく、
いろんな事例を知ることで騙しと戦おうという趣旨です。

あなたも私も騙されている。残念ながら。

「日本が実は独立してない」説

苫米地氏は何年も前から著書でたびたび触れていますが、
サンフランシスコ講和条約をちゃんと読むと
日本は「独立国」として認められていない
ことがわかるそうです。
例えば…

 サンフランシスコ講和条約(San Francisco Peace Treaty)の英文原文で、日本の独立を認めたとされる第1条(b)の文面を検証しよう。

The Allied Powers recognize the full sovereignty of the Japanese people over Japan and its territorial waters.

 となっていて、これを日本語訳では、「連合国は、日本国及びその領水に対する日本国民の完全な主権を承認する」としている。
 しかし、じつはここで Japanese people と小文字で peaple と言っているのは、「日本人」「日本の人たち」という意味であり、「日本国民」なら、 Japanese People とPは大文字で表記されなくてはならない。
 そうなると、 sovereignty も「主権」というよりは「自治」であり、この条文全体は、「連合国は日本の人民による日本とその領海の十分なる自治を認める」程度の意味しかないことになってしまう。
(p50-51)
国だと思ってたら、「日本人自治区」だったと。
よく「アメリカの属国」なんて言いますけど、属国以下ですね。
実質「合衆国ジャパン州」みたいなもんだ。

人が騙される原因は「煩悩」にあり

詐欺に引っかかる原因について。

 これまで、香港にあるX銀行を舞台にした詐欺行為、宝くじ、振込め詐欺など、人間の冒す失敗をあげつらってきた。いずれも、悪意に満ちた詐欺の実態を暴いてきたわけだが、その根っこにあるものはみな同じである。
 その根っこにあるもの、それは人間の煩悩なのである。騙される人間が騙されるのは、お金がほしいという煩悩があるからだ。人は、毎日、何か自分だけが得をすることはないものかとネタ探しをしている。
(p172)
思い当たるだけに刺さる言葉です。
金が欲しいときに「こうしたら儲かるよ」という話が来たら、
飛びつきそうになりますよね。
それでよく怪しい情報商材とか買ったものです。(爆)
人によっては「買いすぎて借金漬け」という話も聞きますね。
それはさておき。
大損するような金融詐欺から身を守る方法も書かれています。
 だから、一攫千金を狙って、億のお金を騙し取られるのを避けるためには、お金以外のことに、徹底的に打ち込める煩悩を持ってそれを満たすことに励めばいい。お金のかからない安上がりの煩悩を満たすことが肝要なのだ。
 朝から晩まで数学に没頭している数学者はたとえ貧しくても、数学という煩悩が満たされているから、お金を儲けたいという煩悩は持たない。紙と鉛筆だけで、煩悩を満たすことができるのだから、それに満足しているかぎり、これほど安上がりなものはない。こういう人は、金融詐欺とは無縁である。たとえひっかかったとしても、たいして気にしないから、大損することもない。
 本人は気づいていないかもしれないが、お金の煩悩を遠ざけているのだ。財産の何十倍も騙される可能性のある恐ろしい煩悩を持たずに済むのである。
(p188)
人は同時に複数の煩悩を持つことが難しいらしいので、
こういう手法が効果的なのだとか。
間違えて「お金のかかる趣味に没頭する」と、
「お金が欲しい煩悩」を強化してしまいますので注意。

秘技「住所隠し」

苫米地氏のセキュリティ意識は徹底しています。

 かって、私の会社の登記簿謄本の住所には、誰が行ってもオフィスがなかった。部屋を借りているだけの無人オフィスで、使っているのは郵便受けだけだった。
 人の居場所、会社の所在を探す場合、住民票や登記簿を利用することはわかっているからである。
 それがセキュリティというものである。
(p195)
今でも「郵便の配達先」は実際の住所とは別に複数用意しているとか。

よく「通販に教える住所にはそれぞれ固有の記号を加えておくと
顧客情報が漏洩した時にわかりやすい」なんてことが言われます。
最近だとベネッセの事件で実体験した人もいるとか。
今やそれ以上の対処が求められているようです。
この「固有の記号」は大概、本当の住所に付け加えていると思います。
もうそれでは甘い、教える住所そのものを実際と切り離せと。

ちなみに私は情報商材の購入に際して専用のメアドを作って申し込みましたが、
そこは見事に「スパムのたまり場」と化しました。
商材の売り手が顧客リストを他者に売って儲けているのでしょう。
皆さんも住所は難しくてもメアドは複数持つのをお勧めします。
特に大事なのは「プロバイダからもらったメアドは隠す」。鉄則。

最後に、詐欺対策が簡単にまとめられていました。

 騙したい人と騙されそうな人が、接触しなければ事件は起こらない。
 当たり前のことだが、ほとんどの「騙し」被害は、このあたり前のことから起こっているのである。
(p221)
ごもっともです。

4198638144「騙す脳」を作る: 騙されないための唯一の防御法 (一般書)
苫米地英人
徳間書店 2014-08-23

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